カジノとゲーム
かつてゲームとギャンブルの違いは明確でした。ゲームが年齢を問わず誰もが自由な時間に遊ぶものであるのに対し、カジノでのギャンブルはお金の使いみちを探している人、あるいはお金を稼ぎたい人のためのものでした。現在では、ゲームとギャンブルの距離はかつてないほど近くなりましたが、相違点も残っています。ということで、ゲームとギャンブルの共通点とその違いについて検証していきましょう。
両者とも勝つためにプレイする
カジノに行ったら、楽しむだけでなくお金を稼ぎたいと思うでしょうが、ゲームでは、対戦相手に勝って仮想の報酬を得るためにプレイします。カジノでは大抵の場合お金が絡みます(勝つにせよ負けるにせよ)。ゲームでも数百万ドルの賞金が懸かったプロの大会などもありますが、通常はお金のためにプレイするということはありません。
両者とも娯楽とアドレナリンをもたらす
カジノでのギャンブルとゲームは、両方とも楽しいものであることに間違いありません。ディーラーや対戦相手に勝った時やゲームでステージをクリアした時は、血中のアドレナリン濃度が高まり喜びと達成感に包まれます。ギャンブルはゲームよりも現実の生活への影響が大きいとは言え、大半の人は自由な時間に楽しく社交できるこれらのアクティビティを楽しんでいます。
両者ともお金を賭けることができる
実店舗のカジノに出かけたりオンラインカジノでスポーツの結果を予想したりすることは気軽にできますが、今ではゲームにも同じことが言えます。「FIFA」や「Counter Strike」といったeスポーツへのベッティングを扱っているウェブサイトも多いので、Eスポーツファンの方ならこうしたベッティングを通して刺激的にゲームを楽しむことができ、さらにお金まで稼げてしまうかもしれません。
また、ギャンブルをする場合、実店舗カジノではチップ、オンラインならクレジットを購入しますが、これはゲームでも同じで、リアルマネーを使ってボーナスを購入できるオンラインゲームも多数あります。またゲームには、レアなアイテムを求めて中身の分からないルートボックスを入手するという仕組みがありますが、これはまさにギャンブルのようなものです。
スキルか運か
ゲームで上達するためには、大半の場合時間を費やして努力する必要があります。プロゲーマーはゲームを本物のスポーツとして捉えており、対戦相手に勝つために頼れるものは自分の腕だけであることを理解しています。他方でギャンブルは、運の要素がより強くなっています。成功しているギャンブラーは皆経験豊富で多くの練習を積み重ねていますが、ギャンブルは究極的にはやはり運が大きくものをいいます。一方で、カジノゲームはプレイするために特別な経験は必要なく、適当にボタンを押すか基本的なルールを知っている上に運が味方すれば勝利を掴むことも可能です。
依存症を引き起こす可能性も
ゲームで勝った時やルーレットで予想を的中させた時のアドレナリンと興奮を一度味わうと、依存症を引き起こす可能性があります。世界中で、数百万の人がゲームやギャンブルの依存症治療を受けています。しかしゲームもギャンブルも節度を持ってプレイすれば、まったく害はありません。
カジノギャンブルとゲームは想像以上に多くの共通点があります。しかし一番大事なのは楽しく気軽にプレイできることなので、お金と時間に余裕がある方はぜひ両方のアクティビティで運試しをしてみてください。